静岡英和学院大学コミュニティ福祉学科
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学科長挨拶 2011年度スタートにあたって

                                              2011年4月1日
                                              学科長 青山登志夫

 2011年度の新しい学年のスタートにあたって、2つのことを学生の皆さんにお話しします。

 一つ目は、3月11日の東日本大震災です。発災から3週間がたち、地震による大津波などにより、1万1千人がお亡くなり、いまだに行方不明の方が1万6千人もいるといわれています。皆さんとともに、心から哀悼の意を捧げます。そして、被災地では17万人余の方々が、不自由な避難所生活を送っています。さらに、福島の原子力発電所の被害による放射性物質の飛散などが、地域住民に大きな不安を与えています。こうした被害状況から、海外やわが国の様々な機関・団体などが駆け付け、インフラの復旧、被災住民の生活支援などに総力をあげて支援が行われています。特に、福祉・保育を学ぶ皆さんは、被災された高齢者、障害者、乳幼児など「災害時要援護者」といわれる人々の避難生活の困難性やこれからの生活復興への不安などに強く関心を寄せてほしいと訴えます。
 また、こうした人々を支援している被災地の福祉・保育の専門職と全国各地から支援に入っている専門職の奮闘には、心から敬意をあらわしたいと思います。
 東日本の被災地で起こっていることは、やがて静岡でも再現されることと強く意識させられ、「あすはわが身」の危機感を持つことが必要でしょう。これからの学生生活の中で、学生皆さん一人ひとりが、被災地の復興に思いを寄せ、心を尽くし、募金活動の立つことや県内のボランティア団体に協力するなど、福祉・保育を学ぶ学生らしい支援活動に積極的に参加してほしいと訴えます。

 2つめには、この4月から学科名称を「コミュニティ福祉学科」と変更しました。
「地域福祉」という硬いイメージ、「地域」という限定された範囲・エリアをイメージさせる言葉から、「地域」とは人びとの幸せや豊かさを実現する「共生社会」であると位置付け、「コミュニティ」という言葉に変更しました。コミュニティ福祉学科における「共生社会」の実現という考え方は、大学の建学の精神であり、本学科の教育目標でもあります。
 コミュニティで「共生社会」の実現に貢献できる福祉・保育の専門職を目指し、コミュニティでソーシャルワーク実践できる福祉・保育、幼児教育の人材育成を、建学時の原点に戻り、教育活動にあたることを明確にしました。
 
 これから「コミュニティ福祉学科」が県内の高校や実習先に浸透し定着するよう、教職員が率先して働きかけをしていきます。ご協力をお願いしたいと思います。
  

 



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