例)A店でHanesのT−Shirts 1000円
これは安い?高い?
例) @テレビドラマの視聴率ランキング
Aヒット・チャート
B今年の流行色
C…・が選んだおすすめカフェ・・・・
などなどです。!!
(例)GDP(国内総生産)を例にとって豊かさを考えてみよう!!
一般的にGDP(国内総生産)によって一国の経済規模を把握することができます。
でもこれは、経済規模を意味しているだけで、必ずしもその国民の豊かさを正確に表していません。
国民の豊かさを判断するには次の方法があります。
一人当たりGDP(GDP/人口)を計測することにより、数量的な豊かさの度合いを知ることができます。
では、一人当たりGDPが高ければ、その国の国民全てが豊かであると考えることができるでしょうか?
これを知るには、国内における所得分配を考慮する必要があります(統計データの限界・制約)
また、フローとストックを考慮する必要があります。何故でしょう?
ある時のGDPが非常に高い(フロー)からといって、その国が豊かであると考えられるでしょうか?
過去のGDPを調べないと正確には判断することができません。
つまり、GDPのストックを考慮する必要があります。
第1回 経済統計とは?
経済統計は『経済データを用いて知りたい事実を解明する』ことを目的としています。
例えば、どんなものがあるのでしょうか?
@ 景気状態を判断する場合、GDP(国内総生産)データを使いGDP成長率を計測し分析する
A 為替レートの過去10年の動きを知りたい場合には、10年間の為替レートの統計データを活用し、
目的に合わせて統計分析を行う
このような分析を行うには統計的手法を理解することが重要となります。
そこで、当分の間は、基本的な統計学を学習していきましょう。
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統計データの種類(計測形態による) 
@時系列データ(time-series data)
A横断面データ(cross-section data)
@時系列データの種類 A横断面データ
・年次データ ・ある時点の複数の対象に関するデータ
・4半期データ
・月次データ
などなど
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統計学の基礎学習
1.統計学の必要性
私達は、本、新聞、雑誌、テレビ、そしてインターネットなどと多様なメディアを通じて、
普段の生活の中で様々な統計データに接しています。そして、このような統計データを眺めることによって、
社会的な出来事(社会現象)を数量的に把握しています。
社会現象を的確に把握することは、単に事実を認識することではありません。
現在生じている問題の原因を明らかにし、問題解決に向けて方策を考える上で重要です。
@社会現象の問題の本質(原因)を正確に理解する
(病状を把握し、原因を突き止める)

A適切な解決策を考える(治療法を考え、選択する)
病状を正確に知るために行う様々な診察(検査)をするのと同様に、社会現象について統計データを用いて様々ば検査(分析)が不可欠である
だからこそ、統計学の知識が必要である
2. 統計データを読む
(1) 統計データによる状態の把握
ただ数字だけを見ていてもよく判りませんね。
何かと比較してみないと。
では、何と比較すればよいのでしょうか?
一般的には次の2つの方法が考えられるでしょう。
@過去との比較
A店での1ヶ月前、半年前などの価格と比較する
1ヶ月前 :1000円
半年前 :1100円
1年前 :1300円
A他との比較
同時期の他店の同商品の価格と比較する
B店:1100円
C店:800円
(2)統計データによる変化の把握
@長期的な趨勢(トレンド)
A短期的な変化(変化率)
@統計データを長期的に分析する
A年次データだけでなく、月次データなど短期統計データによる分析
・変化率
例)今年の販売額の前年比(変化率)
今年の販売額 - 昨年の販売額 × 100
昨年の販売額
参考:経済産業省統計
(3)統計データの制約
統計データが意味するものにはデータの種類によって様々な制約があります。
ですから、統計データを読む場合には注意が必要です。
知りたいことについて適切な統計データを用いているのだろうか、と注意することが大切です。
● フローとストックの違い
フロー:一定期間の数量
ストック(残高):過去からの蓄積
(4)統計データを理解しやすいように変換する
指数
指数の例: 価格指数
ある年を基準年として、その年の価格を100とする
| 年 | 価格指数 |
| 1989年 | 97 |
| 1990年 | 100 |
| 1991年 | 103 |
| 1992年 | 105 |
| 1993年 | 107 |
(注)1990年を基準年としている
3. 統計調査
(1)全数調査と一部調査(標本調査)
@全数調査 : ある特定の集団全体を対象とする調査
例)国勢調査 5年に1度(日本の総人口、性別人口、年齢別人口、職業別人口など)
A一部調査(標本調査)
: 集団全体ではなく、集団の一部を調査し、その結果から全体を推測する調査方法
(2)全数調査と一部調査の選択
全数調査の方が望ましいが、多くの統計データは一部調査に基づいている。
何故だろう?
理由@:調査費用の問題
全数調査には対象にもよるが、莫大な費用がかかる。
理由A:速報性の問題
国勢調査は公表までおよそ2年ぐらいかかる。
景気動向などの重要な経済統計は、速報性が重要であるから全数調査をする時間的余裕もない。
理由B:全数調査でも場合によってはすべての対象者を調査できるわけではない。
例)アンケート調査の回収率